笑えるようで笑えない ゼイリブ

映像研究会でジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」を見ました。

いやー!!いい映画ですね。

一見何気ない日常ですが、謎のサングラスを掛けると、宇宙人が人間を支配している世界だった!!という内容。

この宇宙人がね、なんかゾンビみたいで笑えますけどね。

でもコレ、笑えるようで笑えない!!

普段見ている何でもないポスターにも、実はよく見ると性的なイメージが隠されていて、知らず知らずのうちに「いいな」と思ってしまう。そいう無意識の領域に伝える事をサブルミナルメッセージと言われています。

実際にコカコーラの瓶は女性の体をモチーフにしていると言われていますしね。それで売れたとか何とか、、。

そいうのを極端に分かりやすく描かれている映画が「ゼイリブ」です。

しかし、この映画、笑えないようで笑える。

宇宙人に怒った主人公が平気で銀行にショットガンをぶっ放したて、何も知らない人間は「あいつはイカれている」と言われてしまったり。主人公が友達にサグラスを掛けるか掛けないか?という問いだけで迫力の乱闘シーンがあったり。

仮にもし宇宙人が人間を支配していたとして、現実的に考えたらまずやらないよなという事をやってくれるのが映画の面白さですよね。

そいった意味で、SF、ホラー、コメディと、かなりB級な魅力満載の映画だと思いました。

最後の最後にテレビで宇宙人のニュースキャスターが「暴力的な映画、ジョージAロメロ監督の作品はなってない」みたいな台詞をサラリと言っているのがニヤリと笑ってしまいましたね、、「ゾンビ映画ばっか撮っている監督は世の中に必要ない!!」みたいな意味合いでしょうか。

でも本当にテレビとか政治家とかはそいうこと平気で言っていますからね、、やっぱり笑えない映画になるのでしょうか?